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「この人について行くことにした」

昨日書きかけで、U子様のコメントで動揺して中断した記事をひと段落書けるところまでを完成させます。

ゆきは、今、G様のことを、「この人について行くことにした」と、言うことができる。

G様から離れられないという、その気持ははっきりしている。
でもこの言葉は、私にとって特別に重い。
重いというのは、その決断じゃなくて、言い回しのほう。

私は去年まで、普通の中堅企業に勤める男性会社員で、2年以上のつきあいになる恋人もいた。
恋人とはU子様。

この先、U子様と書くと、文章が変な感じになるので、U子と書くことにする。
そのときの彼女はU子様ではなくてU子、二人のときはUちゃんだった。

U子は私の一歳年下。
そろそろ結婚も考えなければと思っていた、昨年の4月の新年度にすべてが変ってしまった。

きっかけは同じ部署にいた彼女が、関連会社に出向になったこと。
今から考えれば唐突な感じのする異動だった。
そして早い話が、そこで、彼女に新しい男性ができた。

その社の人ではなく、重要クライアントの会社経営のずっと年上の男性だった。
浮気が発覚するまで3週間もなかった。

実は3週間で浮気というのは、私の甘い考えで、二人の仲はもう3か月以上も前から進行していて、異動もいろいろな利害が一致して仕組まれたものだった。
女性同僚で裏を知っている人もいたらしい。
最後まで私だけが本当の理由を知らなかった。
真相を知らされたのはもう私の女性化調教が順調に進んでからのこと。

今となってはどうでもよい。
むしろそのほうが自然だ。

浮気が発覚は、ばれたというよりも、わざわざ私に引導を渡すために二人で仕組んだようなものだった。

両親を安心させようと結婚の話を4月になって、私が急ぎ出したのが、結局うるさがられることになった。
連休中に両親に会いに実家に帰ろうという話をした次の週に、彼女の部屋で、二人が夜二人きりでいるのに出くわすことになった。

二人は服こそ着ていたが、U子のほうは部屋着で、明らかにSexを終えた後の雰囲気があった。
そして縄やらアイマスクやらSM行為の後が奥の寝室にちらっと見えた。
しかしSMの物件は私にとって、それは二の次でしかなく、後になってから鮮明に思い出された。

問いつめる私に彼女はほとんど他人の顔で男に寄り添っていた。
あんなU子の顔をはじめて見た。

私とのことはなかったことにしてほしい、Sさん(彼の名)についていくことにした、と何ごともないように答えるばかりだった。
これ以外の説明を聞いた記憶がない。

「Sさんについていくことに決めたから」
「とにかく、この人についていくことにしたの」

何を言っても繰り返されるこの言葉。


男のほうは、余裕のある冷静な態度で、私に言い渡した。

「そういう事情だから、U子さんの迷惑にならないようにしてください」
「U子との連絡は今後いっさい絶つように」

まるで聞き分けのない子供を諭すような言いかた。
ミスをした部下にきっぱりと善後策を指示するような口調。

二人の余裕に精神的に圧倒された。
あまりのショックでどう言い返していいかも分らなかった。
殴ったり暴れたりという器量もなかった。

その日はどうやって家に帰ったか覚えていない。
起きたら1年間ほとんど手をつけていなかったジャックダニエルのボトルがほとんど空になっていた。
1日中吐きまくって、がんがんする頭に

「この人についていくことにしたの」

という彼女の言葉だけがリアルに何度も何度も再生されていた。


今の私は、彼女が

「この人についていくことにした」

と言った気持ちが分かる。

彼女はS様に調教されていた。

私が与えられない強い力に屈服して、その歓びをぞんぶんに味わい、それ無しでは生きられなくなっていた。
その気持が今は分かる。
彼女は、私が今こうして身も心もG様のセックスと調教を焦がれているのと同じ気持を味わっていたのだ。

私のままごとのようなセックス、いや私という存在が、何の意味もないものになっていたとしてもしかたがない。

女としてのセックスをするようになってから、そのどうしようもなく焦れる気持、そして、「この人についていくことにした」と言えるときの思いが与える歓びをはじめて知った。

「この人についていくことにした」

だから、この言葉には、悔しさと歓びの二種類の涙がつまっている。

ゆきにできることは、たくさん歓びの涙を流させてくれるご主人様についていき、仕えることだけ。

複雑な気持ちもあった

今朝も電車で書いてます。

最近の記事を見直したら、自分でもなんか恥ずかしいくらいののろけばっ
かです。

G様にからかわれて、言葉責めで古い傷をわざわざえぐられちゃいまし
た。

そうG様は私の恋人を寝取った男性の手先になって私を犯した人。
最初のころは私を脅し呼び出して嬲り続けた人なのです。

体が歓びを覚えて反応するようになっても、最初の数ヶ月は心の中では嫌
悪感でいっぱいでした。

心が馴染んできたのは犯されてから5ヶ月、女性化調教を受けてか
ら4ヶ月めの昨年の10月から。

12月にホルモンをはじめて精神的にもろくなったら、もう依存というか、
ああ頼る人はこの人しかいないんだと。
そしてそれがどんどんと精神的な愛情に変わっていくばかり。

肉体で求める欲求を先に覚えさせられたから、精神的にも求める気持ちが
はっきり加わったら、心と体がやっと一致した感じで、落ち着くように
なった。

そして4月からの新しい生活で、もうそれが私にとってかけがえの
ないものになっている。

またのろけてしまいました。

S様への気持ちは今でも一言では言えないくらいものすごい複雑。

休みになったらゆっくり書いてみます。

過去記事に書くべきことをがんばってまとめてみました

知らない人にも、ゆきの今の女性化の状況やそうなるまでの話が分かるような記事を書きなさい、と言われたけれど、最初から書いていたら、もうすごく長くなりそうになってきました。

一つの記事でとりあえずがんばってまとめてみます。

ゆきの女性化の調教がはじまったのは去年の6月。U子樣のことを私に忘れさせるためにS樣がお考えになったこと。

G樣は女性化の調教が好きで、経験があって、じょうずな方。はじめはS樣に頼まれて始めたけれど、私に本腰を入れるようになってくださった。

はじめは女装と、アナルセックス。
そして男の人から愛撫されて受け身のセックスで歓ぶことを覚えさせられた。乳首も感じるようになった。

3か月で体の芯からアナルセックスの虜になった。
女装も上手になったし、夜の外出や、秋には、知らない土地への女装旅行くらいはできるようになった。

去年の12月の始めに大きな転機があって、ホルモンを始めた。
個人輸入。
決断をまかされた瞬間があったけど、もう後戻りできないという気持でその段階へ入っていった。
もっと女性らしくなりたかった。
勃起するおちんちんが邪魔だった。

性同一障害の方と違って、若いときからずっと女性化に憧れていたことはない。
調教以前に女装趣味があったということもない。
だから、自分からそんな気持になったというのは、大きな転機だった。
S樣やU子樣は調教の成果だと喜んだ。
私もそう思う。
自分の意思でなく、調教されてそうなった。
でももうどうしようもない。

ホルモンについてはまた書くことがあると思うけど、抗アンドロゲンとエストロゲンで3か月たったら、胸にはっきりしこりがでて、それが大きくなってきた。
おちんちんがほとんど勃起しなくなった。
肌が変った。
爪が割れた。
腰のあたりの感じも変った。
アナルセックスがよくなった。
胸に甘酸っぱい思いがするようになった。
男の胸にすがって泣くようになった。

このまま先へ進みたいと思った。

年度末で会社をやめることにした。
S樣の指示で、4月から派遣で働くことになった。
働く場所はS樣の会社。これも調教の一部。

マンションを引き払って、G樣と新しいマンションに移ることになった。
U子と一緒に住むためにするはずだった新居への引越しが、思いもかけない形になった。
でも期待に胸膨らませ不動産広告を見ていた。
悲しい気持と、うきうきした気持の両方をかかえながら引越しをした。

新しい生活が始まって、3週間が過ぎた。

そんな大きな転機を確認するように、戻れない私の道に大きな杭を打ち込むように、忘れもしない4月19日という日に、女性化調教の契約書にサインさせられた。

サインの欄には私と3人のご主人樣の名前。

・将来のあらゆる種類の手術、肉体改造をも含む完全女性化に同意し、方法、時期等を一任、
・現在の社会生活の中でカミングアウトすることも指示があれば受け入れる、

というような項目が入っている。

10か月前に調教が始まったときには、想像もできないところまで来てしまった。
契約書の内容は、実現されるには今の私には現実にはとても考えられない内容。
でも、毎回、毎回、新しい段階になるたびに、想像できないところまで来てしまったと思い、それを越えていく。
S樣は強制ではなく、調教で私がそれを受け入れられるようになるところまで持っていく、とおっしゃっている。

完全女性化、そうなるかもしれない、もう後戻りできないと思い、そうなった自分を想像する、そんな自分がこわい。
肛歓遊戯 舞の倒錯オナニー編




プロフィール

yukismiling

Author:yukismiling
2009年6月より思いがけないきっかけかで女性化調教を受けています。ホルモン治療中。20代後半。一般会社員→派遣。ブログは調教の一部としてはじめました。

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