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ストックホルム症候群

公開のほうでないコメントで、ある方から「ストックホルム症候群」ではないかと言われました。

私もこの言葉は知っているし、いろいろ考えたことはあります。

そうかもしれません、そうでないかもしれません。

「ストックホルム症候群ではなないです」… 「ストックホルム症候群」という言葉が有名になった今、症候群に陥った人が自分でこの言葉を使って否定するということも知っています。


これはなかなか分かってもらえないかもしれないけど、私にとって言葉の問題はどちらでもいいことなんです。

ただ、私は新しい自分を見つけ、そしてそれで新しい幸せを見つけられたと思っている、それが私にとって大事なこと。

それはもちろんハッピーなことばかりじゃない、でもどんな人生を歩んでもそうだし、その足し算、引き算をした結果、私は前よりハッピーだと自然に思えている。


考えてみると、人はだれでも何かの「ストックホルム症候群」に陥っているのかもしれないと思います。

自分の私生活を犠牲にして仕事のため、会社のためと休みもなく働いていたかつての男の私。
(かつての)私だけじゃなく多くの会社勤めの男性がそうだと思います。
何でこんなことをしているんだろう、なんて、立ち止まって考える余裕はとんどなくて、仕事や会社でちょっとでもいいことがあると、それがご褒美になって嬉しい。
男だからというプレッシャーの中でそれを疑問に思わず生きていく、そして女より男であることに満足しながら生きていく、それそのものがストックホルム症候群なのかもしれません。


私がU子様を恋人として失なったのには、そんな男のプレッシャーの中で、二人の関係よりも仕事のほうが大事、というのをあたり前のように思っていたことにも遠因があると思っています。
もうして婚約者を失ったあと、もし運命のいたずらがなければ、事情を知らない他の人にも言われましたが、痛手を忘れるために、さっさと婚活して妻として理想の女性を見つけて結婚するというのもあったかもしれません。

男として充実した仕事。
そして可愛いお嫁さん。
子供。

幸せな人生。


でも今となっては私にはそれが檻にしか見えません。

その中で、幸せと自分に言い聞かせて生きていけば実は何か無理をしていることになるし、そんな疑問を思わずに幸せと思うのがむしろ「ストックホルム症候群」かも、と違う世界に生きている私はなぜかそう思ってしまうのです。

もちろんこれも私の今の立場を正当化するための理屈かもしれないけど。

う…ん、その立場になってみないと分からないことって世の中にはいっぱいあると思います。

でも二つの世界を見た私の今の結論は、これ。

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まとめteみた【ふたつの涙-女性化調教を受けて】

公開のほうでないコメントで、ある方から「ストックホルム症候群」ではないかと言われました。私もこの言葉は知っているし、いろいろ考えたことはあります。そうかもしれません、そうでないかもしれません。「ストックホルム症候群ではなないです」… 「ストックホルム症?...

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久しぶりにコメントします。

このブログは、ゆきさんの正直な気持ちが綴られていて、
なおかつ人となりが感じられるので、大切に拝見しています。
プログを書かない時もそれはゆきさんの気持ちの表れを
思っています。
女性となられた今、このブログが書きづらくなっていることも
理解できる気がします。
もう女性として踏み出されたゆきさんなので、
むしろ明日に向かっての女性としてのブログに力を入れて
いかれた方がいいのではないかと思います。
その時はぜひ教えてください。応援しています。

幸せの意味

その人の立場になるっていうけど、経験者にしか、わからないよ。

さらにいえば 状況が変われば 経験してたって わからないもの。

わかるのは いまの 彼女が どう 思うか だけでしょ。 幸せって素直に言えてる事が うらやましいくらいだもの。

ごめんね わたしの コメント そのまま 出るから。

良いのでは?

初めてコメントさせていただきます。僕は元々ゲイでマゾなのでかなり違うのでしょうけど、たとえストックホルム症候群でも問題ないと思うのですが・・・。

今が幸福なのでしたら、あえて逃げ出して寂しい思いをする必要なんてないですよね? オリジナルの「ストックホルム症候群」では強盗と人質だったから関係が終わってしまっただけで、そうでないなら出会いが何だろうと関係ありません。

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応援してます。

ゆきさん、お久しぶりです。覚えていますか? なんて、押しつけがましい言い方ごめんなさい。女性として今では、しっかりとした気持ちで生きているゆきさんがとても眩しいです。私も仕事と家庭の両立に、正直苦しみました。けれど、これも任務と心得よと軍人のような気持ちで自分を鼓舞することが日常だと思います。友人には、過労死した人さえいます。ストックホルム症候群…たぶんわたしもその一人だと思います。だからこれからもう一度ゆきさんのブログ、しっかり読んでいきます。ゆきさんのように生きられない私ですが、応援しています。
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yukismiling

Author:yukismiling
2009年6月より思いがけないきっかけかで女性化調教を受けています。ホルモン治療中。20代後半。一般会社員→派遣。ブログは調教の一部としてはじめました。

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