ホルモンと2つの転機
私が女性化の調教を受けるにあたって、ホルモン治療は2度決断の大きなステップになった。
ホルモンを始めたのは昨年12月のはじめ。
S様とG様が、ストーカー行為をした私を脅し、6月から女性化の調教をはじめたときに理由として言ったのは、私のU子への執着を完全に断ち切らせるためというものだった。
そして、半年たって、心と体からU子への思いが微塵もなくなったのがはっきりしたら、後は私の自由だと言われていた。
その半年の12月がやってきた。
S様、G様の言葉に嘘はなかった。
U子への思いよりも、G様とのセックスを心待ちにしている様子を見た二人は、私にその心境を確認すると、これから先は私の自由だと言い渡された。
私はここで自由になることができた。
だけど秋以降、特に10月の二人での旅行以来、私はもう、脅されて調教されているという意識はなくなり、自分の意思でG様に調教され、抱かれることを求めていた。
そしてもっと女らしくなりたいと願っていた。
二人になったときその思いをG様に告げた。
G様は、この先続けるなら、ホルモンの摂取になるけどどうするかと質問した。
そしてもし何ヶ月かホルモンを続けたら体の上で後戻りできないとも。
一晩悩んだ。
結局、調教を続けて下さい、ホルモン治療を受けますと朝いちばんにG様にメールした。
何度も迷った。
でも、もっと女らしくなって、G様の側にいたい、抱かれたいという思いが全ての不安を圧倒した。
体つきを女らしくしたかった。
もっと綺麗に女装したかった。
勃起するペニスも邪魔だった。
女装だけでなく、セックスにおいても。
理性ではどうしようもなかった。
狂っていると思った。
体の中の何かが私を支配していた。
その日の夕方S様、G様同席のもとに改めて意思を確認された。
S様からの指示は、たった2つの次の言葉から1つを選んで言うというものだった。
「これで終りにします」と「ホルモンを始めて下さい」と。
夕方のドトール、3人で座った席。
「ゆきさん、どうしますか」
というS様の言葉が、周りのすべての人に聞こえてしまいそうでどきどきした。
そしてあたりをはばかりながら、
「ホルモンを始めて下さい」
とお願いした。
G様の、そして特にS様のあんな満足そうな顔を初めて見た。
「もう戻れない」
と心の中で思った。
私の背中を押した要素はもう一つあった。
S様とU子が2月に正式に結婚するのを決めたと、少し前に知らされたことだ。
単なる愛人関係だろう、いつか別れるはずだと、自分がそんな状況になりながらもどこか心の底で思っていたことが完全に断ち切られた。
何度目かの絶望が、自分の道はもう女性化を続けるしかないと納得させた。
G様はその場で2種類の錠剤の袋を出して見せた。
そしてそれぞれ服用時間と量を書いた手書きの紙を私に渡した。
抗アンドロゲン剤と、エストロゲンだと説明した。
飲んでみるよううながされ、その場で飲んでみた。
そして袋にあるのは、知り合いから分けてもらった手持ちのもので2週間で切れるから、その間に個人輸入で注文するようにとサイトを指示された。
帰ってさっそくネットで注文をしている自分に、ついに強制ではなく、後戻りできない女性化の道を自ら進んで歩んでいることが痛いほど自覚された。
最初の1か月は、拍子抜けするほど肉体の変化はあまりなかった。
ときどき睾丸が絞られるように痛み、乳首が敏感になった。
そこから始まった。
そして乳首への刺激が強い痛みになるようになった。
2月にはいると、乳首の下にしこりが出てきた。
そして、それがどんどん大きくなってきた。
前にも書いたけど、いろいろな変化があった。
おちんちんがほとんど勃起しなくなった。
肌が変った。
爪が割れた。
腰のあたりの感じも変った。
疲れやすくなった。
そしてときどき匂いに恐ろしく敏感になった。
アルコールに弱くなった。
精神的にもいろいろある。
脆くなり、情緒不安定になった。
胸に甘酸っぱい思いがするようになった。
涙もろくなった。
ささいなことで、G様の胸にすがって泣くようになった。
そして、そのときに、抱きしめられることの安心感を強く感じるようになった。
そして、はっきり言って、アナルセックスが格段に良くなった。
正常位に邪魔物が消えてきた。
勃起せず、なかなか射精できなくなってきた分だけ、何度もイケるのが普通になった。
そしてGさんからますます離れられなくなった。
12月に引き返そうと思えばできたのに、この後戻りできない道に自分から入っていった。
そしてこの道にまだ入ったばかり。
4月になってまた大きく生活が変った。
G様にまた言われて、個人輸入ではなく、正式にお医者さんに見てもらって、正式にホルモン治療をはじめることにした。
はじめて三人の御主人様以外の人間に、自分が女性化の道を歩んでいることを知らせることになった。
いろいろな質問をされ、念を押された。
このとき迷いのある返事をしてはいけないと思い、遠い未来のことと感じながら、完全女性化の用意があると、はじめて他人に告げた。
ホルモンの勝手な服用が正式な治療となり、もう後暗いプライベートなものではなくて、本格的に女性化に向かっているということを、はっきり意識する。
写真は個人輸入のときに使っていたものの余り。
今は注射を2週間に1回。
病院に行くのは手間だけど、いちいち錠剤を飲む時間を気にしなくてよくなったのは、助かる。
それに、デポ剤だと、一回一回の服用に依存することなく、体の中からホルモンがゆっくりと回っていくという気分がするのがいい。
ホルモンを始めたのは昨年12月のはじめ。
S様とG様が、ストーカー行為をした私を脅し、6月から女性化の調教をはじめたときに理由として言ったのは、私のU子への執着を完全に断ち切らせるためというものだった。
そして、半年たって、心と体からU子への思いが微塵もなくなったのがはっきりしたら、後は私の自由だと言われていた。
その半年の12月がやってきた。
S様、G様の言葉に嘘はなかった。
U子への思いよりも、G様とのセックスを心待ちにしている様子を見た二人は、私にその心境を確認すると、これから先は私の自由だと言い渡された。
私はここで自由になることができた。
だけど秋以降、特に10月の二人での旅行以来、私はもう、脅されて調教されているという意識はなくなり、自分の意思でG様に調教され、抱かれることを求めていた。
そしてもっと女らしくなりたいと願っていた。
二人になったときその思いをG様に告げた。
G様は、この先続けるなら、ホルモンの摂取になるけどどうするかと質問した。
そしてもし何ヶ月かホルモンを続けたら体の上で後戻りできないとも。
一晩悩んだ。
結局、調教を続けて下さい、ホルモン治療を受けますと朝いちばんにG様にメールした。
何度も迷った。
でも、もっと女らしくなって、G様の側にいたい、抱かれたいという思いが全ての不安を圧倒した。
体つきを女らしくしたかった。
もっと綺麗に女装したかった。
勃起するペニスも邪魔だった。
女装だけでなく、セックスにおいても。
理性ではどうしようもなかった。
狂っていると思った。
体の中の何かが私を支配していた。
その日の夕方S様、G様同席のもとに改めて意思を確認された。
S様からの指示は、たった2つの次の言葉から1つを選んで言うというものだった。
「これで終りにします」と「ホルモンを始めて下さい」と。
夕方のドトール、3人で座った席。
「ゆきさん、どうしますか」
というS様の言葉が、周りのすべての人に聞こえてしまいそうでどきどきした。
そしてあたりをはばかりながら、
「ホルモンを始めて下さい」
とお願いした。
G様の、そして特にS様のあんな満足そうな顔を初めて見た。
「もう戻れない」
と心の中で思った。
私の背中を押した要素はもう一つあった。
S様とU子が2月に正式に結婚するのを決めたと、少し前に知らされたことだ。
単なる愛人関係だろう、いつか別れるはずだと、自分がそんな状況になりながらもどこか心の底で思っていたことが完全に断ち切られた。
何度目かの絶望が、自分の道はもう女性化を続けるしかないと納得させた。
G様はその場で2種類の錠剤の袋を出して見せた。
そしてそれぞれ服用時間と量を書いた手書きの紙を私に渡した。
抗アンドロゲン剤と、エストロゲンだと説明した。
飲んでみるよううながされ、その場で飲んでみた。
そして袋にあるのは、知り合いから分けてもらった手持ちのもので2週間で切れるから、その間に個人輸入で注文するようにとサイトを指示された。
帰ってさっそくネットで注文をしている自分に、ついに強制ではなく、後戻りできない女性化の道を自ら進んで歩んでいることが痛いほど自覚された。
最初の1か月は、拍子抜けするほど肉体の変化はあまりなかった。
ときどき睾丸が絞られるように痛み、乳首が敏感になった。
そこから始まった。
そして乳首への刺激が強い痛みになるようになった。
2月にはいると、乳首の下にしこりが出てきた。
そして、それがどんどん大きくなってきた。
前にも書いたけど、いろいろな変化があった。
おちんちんがほとんど勃起しなくなった。
肌が変った。
爪が割れた。
腰のあたりの感じも変った。
疲れやすくなった。
そしてときどき匂いに恐ろしく敏感になった。
アルコールに弱くなった。
精神的にもいろいろある。
脆くなり、情緒不安定になった。
胸に甘酸っぱい思いがするようになった。
涙もろくなった。
ささいなことで、G様の胸にすがって泣くようになった。
そして、そのときに、抱きしめられることの安心感を強く感じるようになった。
そして、はっきり言って、アナルセックスが格段に良くなった。
正常位に邪魔物が消えてきた。
勃起せず、なかなか射精できなくなってきた分だけ、何度もイケるのが普通になった。
そしてGさんからますます離れられなくなった。
12月に引き返そうと思えばできたのに、この後戻りできない道に自分から入っていった。
そしてこの道にまだ入ったばかり。
4月になってまた大きく生活が変った。
G様にまた言われて、個人輸入ではなく、正式にお医者さんに見てもらって、正式にホルモン治療をはじめることにした。
はじめて三人の御主人様以外の人間に、自分が女性化の道を歩んでいることを知らせることになった。
いろいろな質問をされ、念を押された。
このとき迷いのある返事をしてはいけないと思い、遠い未来のことと感じながら、完全女性化の用意があると、はじめて他人に告げた。
ホルモンの勝手な服用が正式な治療となり、もう後暗いプライベートなものではなくて、本格的に女性化に向かっているということを、はっきり意識する。
写真は個人輸入のときに使っていたものの余り。
今は注射を2週間に1回。
病院に行くのは手間だけど、いちいち錠剤を飲む時間を気にしなくてよくなったのは、助かる。
それに、デポ剤だと、一回一回の服用に依存することなく、体の中からホルモンがゆっくりと回っていくという気分がするのがいい。