回数の問題
肌が馴染むということばがあるけど、男女の仲ってやはり、肌を重ねた回数の要素って大きいと思う。
G様は、回数というものにこだわる。
5月5日に「事実の確認」という記事を書いて回数を数えあげたのも、G様に言われてのことだし、G様と同じく私にも今は、回数というものがものごとの考えの発想にあったりする。
回数の問題は、U子様への思いを断ち切るという目的で私に調教が行われている時、G様が言葉責めによく使った。
調教が始まった6月に、私がU子とセックスした回数を問われ、記録なんかしていないから分からないというと、その場で計算させられた。
昨年の4月のあの事件まで、私がU子とつきあったのは2年弱。
最初にセックスするまで3か月かかったから、実際に男女としての交際は20か月弱しかない。
その間に何度セックスしたか、G様が計算を誘導した。
私たちは毎週土曜日を二人の日と決めていた。
だいたい土曜にデートしたあと私がU子の部屋に行きセックスする。
そのあと、その日の夜遅くに私が帰るか、あるいは泊って翌朝帰るというパターンだった。
原則的には月4回はセックスする時間があったことになる。
けれど、お互い、というより私が忙しくてデートそのものがなくなったり、昼間動きすぎて二人とも疲れて寝てしまったり、生理中だったりして、欠けた週もけっこうあった。
だから最初のころが月平均3回くらい、最後の1年間は、ならすと2週間に1回くらいのペースだった。
日曜はU子は実家に帰ることにしていて、私も日曜を自分のために使いたかったので、翌朝長居したことはない。
U子とは会社でしょっちゅう顔を会わせていたし、平日もお互いタイミングが合うときは、軽く飲んだりしていたので、そのペースで、特に二人の間が遠いと感じは、少なくとも私にはしていなかった。
それに結婚するつもりでいたので、二人で住めばゆっくり二人の時間ができるし、私としてはそれまでは自分の時間も欲しかったので、U子を毎晩のように自分の部屋に誘ってという気持にも特になれなかった。
私も健全な男子だったから人並に性欲はあったが、一人のときは人並にマスターベーションをして、それで特に不自由を感じなかった
昨年は年明けから月に一度しかセックスする機会がなかった。
4月は、運命の4月19日まで、二人で部屋で過したことがないから、昨年は3回しかセックスしなかったことになる。
それはU子がすでにS様と深い関係を持って、実はS様のマンションンに入りびたりになっていた時期でもある。
U子とどのくらいセックスしたか、そういったことを考えてみると、なんだかんだ言って50回を越すか越さないか程度だった。
実はG様はS様を通じて、U子発の情報をすでに得てた。
彼女のほうはきちんと日記をつけていたのでその情報はもっと正確だが、恐らく私が考え考え計算したのと変らないようで、それでG様も納得した。
そしてその後に続くG様の話は、まだU子への思いが断ち切れていない私を屈辱と絶望の底に叩き落し、嫉妬で心を激しく焼いた。
G様が軽く指摘したところでは、U子は3日に2日はS様に抱かれている生活を1月から続けていて、例の4月19日のときにはすでに3か月あまりそれが続いているから、単純計算でも二人がセックスをしたのはすでに60日以上。
G様の説明は淡々と続いた。
週末は一晩中とか、朝からということもあるので、回数ということで言えば、平均すると過ごした日の数と同じ回数だけセックスしていると考えてよい。
つまり4月の段階で90回以上。
U子自身がイクという回数で言えば、その数はもっと多いはずだ、と。
軽いめまいがした。
すでにあの4月の日の段階で、私たちが2年近くつきっあた日々に抱きあった回数よりも、二人はセックスの回数を積み上げていたという単純な事実に。
そして私は、その日すでにS様とU子のセックスのビデオをいくつも見せられていた。
U子が一回のセックスで何度もイクというのを見せつけられた。
それに引きかえ、私たちが、一晩で2度以上セックスしたのはわずかな数しかないし、二人で一度イケば終りだった。
挿入すれば10分以内で終る私のセックスに対し、U子をじらし何度もイカせながら何十分も自分は射精をしないで、U子にいろいろな体位をとらせたり、縛ったり、目隠ししたり、バイブを使ったりするS様のセックスは、それだけでも私のものとは別ものだった。
回数の比較だけでなく、延べの時間、その質で、私の2年間のセックスが凌駕されている事実を目の当たりにした。
追い討ちをかけるように、G様は6月の今までのことを考えみろと指摘した。
二人が男女として過すようになってから5か月、150日。
私との間の2倍、3倍、いやそれ以上のものを二人はすでに共有していた。
「女はセックスでその男のことを体に刻み込まれるからな」、というG様の話を聴きながら、何かがもうとっくに取り返しのつかないものになっていたこと、そしてそれが今も進行中であることをいやというほど思い知らせれた。
10月になった。
G様と2泊3日の温泉旅行をした。
そのときゆっくりいろいろなことを話す機会があった。
G様はセックスのあとに私を抱きながら、また回数の話を持ち出した。
今度はS様とU子の間の話ではなく、G様と私の二人のことだった。
G様は、自分で記録をつけいると前置きしながら、私に前のときのように計算させた。
二人が肌を重ねた回数は、60日を越えていた。
そしてセックスした回数は、やはり週末の複数回を入れると、80回近くになっていた。
その頃には私は完全に、アナルセックスで女性がイクときのような絶頂感を獲得していた。
ご主人様のもので貫かれ、それをお腹に感じながら、何度も何度も突き上げられて、半狂乱のまま長い時間を過す快楽の虜になってしまっていた。
それは、U子との男としてのセックスとは比べものにならない快感だった。
私とG様のセックスの上での関係は、私とU子の関係を追い越していた。
私がいちばん長くつきあった女性はU子だった。
2年間という長期間、定期的にセックスした関係を持ったのも彼女だけだった。
ゆきとしてG様に抱かれるということが、セックスの上では自分の人生の中でいちばん重い経験になっていた。
G様にすっぽり抱かれながら、先ほどまでの激しいセックスの後の寝物語にそんな話をしながら、心地よくその事実を受け入れている自分に気がついた。
「肌が馴染む」、「女はセックスでその男のことを体に刻み込まれる」というG様の言葉を自分の体で実感として理解した。
同じ相手と回数を重ねて得られるものは、強い快楽だけではなくて、この「肌が馴染む」という感覚が大きいと思う。
抱き合ったときにしっくりといく。
体の各部が収まるべきところにすっぽり収まる。
ちょっとした動作の気配で体位の移行を感じとり、何も言わずに無意識のうちに相手の動きに協力して体の位置を移動させる。
こうした感覚は、二人で重ねた時間の長さによって培われるもの。
私を犯し、私を思ってもいなかった性癖へと調教し、嫌悪していた男、そのG様を、私が体と心で歓びながら受け入れるようになったのは、この、回数と時間の力によってであり、肌が馴染むという感覚によってだと思う。
4人でのプレーが開始されて、S様とU子様が二人で抱き合っているのを見るとき、ああ、肌が馴染んでいるなと感じる。
私とG様の間にあるものと同じ、いや、それ以上のものを感じる。
そうしたとき、二人の道がまったく分かれていったことを、今さらながら、自分の肌の感覚で理解する。
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目が覚めてしまったので、前から書きためていたものを、完成させてアップします。
今日は早くから夜を過して♪だけど、夜通しなんてことはなくて(笑)、朝から仕事のG様は爆睡。
私はお昼寝までしてしまったので、いったん眠ったあと、覚醒。
G様は、回数というものにこだわる。
5月5日に「事実の確認」という記事を書いて回数を数えあげたのも、G様に言われてのことだし、G様と同じく私にも今は、回数というものがものごとの考えの発想にあったりする。
回数の問題は、U子様への思いを断ち切るという目的で私に調教が行われている時、G様が言葉責めによく使った。
調教が始まった6月に、私がU子とセックスした回数を問われ、記録なんかしていないから分からないというと、その場で計算させられた。
昨年の4月のあの事件まで、私がU子とつきあったのは2年弱。
最初にセックスするまで3か月かかったから、実際に男女としての交際は20か月弱しかない。
その間に何度セックスしたか、G様が計算を誘導した。
私たちは毎週土曜日を二人の日と決めていた。
だいたい土曜にデートしたあと私がU子の部屋に行きセックスする。
そのあと、その日の夜遅くに私が帰るか、あるいは泊って翌朝帰るというパターンだった。
原則的には月4回はセックスする時間があったことになる。
けれど、お互い、というより私が忙しくてデートそのものがなくなったり、昼間動きすぎて二人とも疲れて寝てしまったり、生理中だったりして、欠けた週もけっこうあった。
だから最初のころが月平均3回くらい、最後の1年間は、ならすと2週間に1回くらいのペースだった。
日曜はU子は実家に帰ることにしていて、私も日曜を自分のために使いたかったので、翌朝長居したことはない。
U子とは会社でしょっちゅう顔を会わせていたし、平日もお互いタイミングが合うときは、軽く飲んだりしていたので、そのペースで、特に二人の間が遠いと感じは、少なくとも私にはしていなかった。
それに結婚するつもりでいたので、二人で住めばゆっくり二人の時間ができるし、私としてはそれまでは自分の時間も欲しかったので、U子を毎晩のように自分の部屋に誘ってという気持にも特になれなかった。
私も健全な男子だったから人並に性欲はあったが、一人のときは人並にマスターベーションをして、それで特に不自由を感じなかった
昨年は年明けから月に一度しかセックスする機会がなかった。
4月は、運命の4月19日まで、二人で部屋で過したことがないから、昨年は3回しかセックスしなかったことになる。
それはU子がすでにS様と深い関係を持って、実はS様のマンションンに入りびたりになっていた時期でもある。
U子とどのくらいセックスしたか、そういったことを考えてみると、なんだかんだ言って50回を越すか越さないか程度だった。
実はG様はS様を通じて、U子発の情報をすでに得てた。
彼女のほうはきちんと日記をつけていたのでその情報はもっと正確だが、恐らく私が考え考え計算したのと変らないようで、それでG様も納得した。
そしてその後に続くG様の話は、まだU子への思いが断ち切れていない私を屈辱と絶望の底に叩き落し、嫉妬で心を激しく焼いた。
G様が軽く指摘したところでは、U子は3日に2日はS様に抱かれている生活を1月から続けていて、例の4月19日のときにはすでに3か月あまりそれが続いているから、単純計算でも二人がセックスをしたのはすでに60日以上。
G様の説明は淡々と続いた。
週末は一晩中とか、朝からということもあるので、回数ということで言えば、平均すると過ごした日の数と同じ回数だけセックスしていると考えてよい。
つまり4月の段階で90回以上。
U子自身がイクという回数で言えば、その数はもっと多いはずだ、と。
軽いめまいがした。
すでにあの4月の日の段階で、私たちが2年近くつきっあた日々に抱きあった回数よりも、二人はセックスの回数を積み上げていたという単純な事実に。
そして私は、その日すでにS様とU子のセックスのビデオをいくつも見せられていた。
U子が一回のセックスで何度もイクというのを見せつけられた。
それに引きかえ、私たちが、一晩で2度以上セックスしたのはわずかな数しかないし、二人で一度イケば終りだった。
挿入すれば10分以内で終る私のセックスに対し、U子をじらし何度もイカせながら何十分も自分は射精をしないで、U子にいろいろな体位をとらせたり、縛ったり、目隠ししたり、バイブを使ったりするS様のセックスは、それだけでも私のものとは別ものだった。
回数の比較だけでなく、延べの時間、その質で、私の2年間のセックスが凌駕されている事実を目の当たりにした。
追い討ちをかけるように、G様は6月の今までのことを考えみろと指摘した。
二人が男女として過すようになってから5か月、150日。
私との間の2倍、3倍、いやそれ以上のものを二人はすでに共有していた。
「女はセックスでその男のことを体に刻み込まれるからな」、というG様の話を聴きながら、何かがもうとっくに取り返しのつかないものになっていたこと、そしてそれが今も進行中であることをいやというほど思い知らせれた。
10月になった。
G様と2泊3日の温泉旅行をした。
そのときゆっくりいろいろなことを話す機会があった。
G様はセックスのあとに私を抱きながら、また回数の話を持ち出した。
今度はS様とU子の間の話ではなく、G様と私の二人のことだった。
G様は、自分で記録をつけいると前置きしながら、私に前のときのように計算させた。
二人が肌を重ねた回数は、60日を越えていた。
そしてセックスした回数は、やはり週末の複数回を入れると、80回近くになっていた。
その頃には私は完全に、アナルセックスで女性がイクときのような絶頂感を獲得していた。
ご主人様のもので貫かれ、それをお腹に感じながら、何度も何度も突き上げられて、半狂乱のまま長い時間を過す快楽の虜になってしまっていた。
それは、U子との男としてのセックスとは比べものにならない快感だった。
私とG様のセックスの上での関係は、私とU子の関係を追い越していた。
私がいちばん長くつきあった女性はU子だった。
2年間という長期間、定期的にセックスした関係を持ったのも彼女だけだった。
ゆきとしてG様に抱かれるということが、セックスの上では自分の人生の中でいちばん重い経験になっていた。
G様にすっぽり抱かれながら、先ほどまでの激しいセックスの後の寝物語にそんな話をしながら、心地よくその事実を受け入れている自分に気がついた。
「肌が馴染む」、「女はセックスでその男のことを体に刻み込まれる」というG様の言葉を自分の体で実感として理解した。
同じ相手と回数を重ねて得られるものは、強い快楽だけではなくて、この「肌が馴染む」という感覚が大きいと思う。
抱き合ったときにしっくりといく。
体の各部が収まるべきところにすっぽり収まる。
ちょっとした動作の気配で体位の移行を感じとり、何も言わずに無意識のうちに相手の動きに協力して体の位置を移動させる。
こうした感覚は、二人で重ねた時間の長さによって培われるもの。
私を犯し、私を思ってもいなかった性癖へと調教し、嫌悪していた男、そのG様を、私が体と心で歓びながら受け入れるようになったのは、この、回数と時間の力によってであり、肌が馴染むという感覚によってだと思う。
4人でのプレーが開始されて、S様とU子様が二人で抱き合っているのを見るとき、ああ、肌が馴染んでいるなと感じる。
私とG様の間にあるものと同じ、いや、それ以上のものを感じる。
そうしたとき、二人の道がまったく分かれていったことを、今さらながら、自分の肌の感覚で理解する。
====
目が覚めてしまったので、前から書きためていたものを、完成させてアップします。
今日は早くから夜を過して♪だけど、夜通しなんてことはなくて(笑)、朝から仕事のG様は爆睡。
私はお昼寝までしてしまったので、いったん眠ったあと、覚醒。