S様のご配慮
会社でのこと、ぽつぽつと書いていきます。
さしさわりのあるところもあるので、あまり詳しくは書けませんが。
昨日、どきどきで出勤して、誰に何て説明しようかと思っていたら、もう皆は知っていました。
特に女の人たちは、私が気まずい思いをしないように、すごく気をつかってくれてました。
皆が知っていたのは、ご主人様が、夜中のうちに会社のメーリスで説明していてくださったからです。
正社員のレベルのリストだったので私はそのことを知らなかったのですが。
出勤してしばらくしたら、S様に呼ばれて、二人で面談しました。
そのときそのメールを見せてもらいました。
もちろん調教とは書いていなくて、表向きの理由が書いてあります。
私とS様は、私が派遣に登録してこの会社に来るときの面接ではじめて会ったことになっています。
メールには、4月から勤めはじめた私から、連休前に相談を受けたというように書かれていました。
後で、私のほうにも転送してもらいました。
内容は次のような感じです。
Yさん(つまり私)から、思いあまって個人的に相談を受けた。
Yさんはゆくゆく性転換をめざしていて、普段プライベートでは女装している。
そして、だんだん男性の格好をするのが苦痛になってきて悩んでいる。
そして、会社で女性の格好で勤務することはできないかとお願いされた。
最初はびっくりしたけど、事情をよく聞くと理解できてきた。
もともと普通の男性社員とは違う格好で出勤しているのは気づいていたので、考えてみれば、それほど突拍子なことでもない。
Yさんは、とても悩んでいて、このままだと会社をやめかねないように感じられた。
せっかく優秀な人が派遣で見つかってよかったと思っているのに、それで辞められるのももったいない。
Yさんも仕事に関してはこの会社がすごく気に入っていて、その問題だけクリアーできたら、長く働きたいと言っている。
もう少しつっこんだ話をしたが、Yさんが、男性であるのに最初から女装勤務を希望して派遣に登録しても、他のところで契約がそう簡単に決まると思えないし、そのことはYさんも認識してい、非常に悩んでいる。
お互いのいろいろな事情を考えた結果、Yさんが女性として勤務することが、別に何かの差し障りになるとは思えないので、異例のことではあるが、社長である私が個人的に許可することにした。
ついては、社員の皆さんも、配慮して暖かくサポートしてほしい。
そしてくれぐれも揶揄したりしないように。
もちろん、実際には、私の「カミングアウト」は、S様、U子様の指示のわけですが、こんな内容のメールを見ているうちに、なんだか自分がほんとうにS様にお願いして許可してもらったような気がしてきました。
そして、女性の社員の方と食事しながら、いろいろお世辞言われたり、アドバイスをもらっていたときに、「社長がもの分かりがよくてよかったね」、と言われたときは、「はい、本当に感謝しています」ということばがすぐ出てきて、本気で感謝している気分がした。
「カミングアウト」が命令されたにせよ、私が望んだことにせよ、どちらにしても、このメールのお蔭で、私は気まずい思いをしないで、スムーズに新しい生活に入っていけたことは確かで、S様に感謝している気持に変りはない。
さしさわりのあるところもあるので、あまり詳しくは書けませんが。
昨日、どきどきで出勤して、誰に何て説明しようかと思っていたら、もう皆は知っていました。
特に女の人たちは、私が気まずい思いをしないように、すごく気をつかってくれてました。
皆が知っていたのは、ご主人様が、夜中のうちに会社のメーリスで説明していてくださったからです。
正社員のレベルのリストだったので私はそのことを知らなかったのですが。
出勤してしばらくしたら、S様に呼ばれて、二人で面談しました。
そのときそのメールを見せてもらいました。
もちろん調教とは書いていなくて、表向きの理由が書いてあります。
私とS様は、私が派遣に登録してこの会社に来るときの面接ではじめて会ったことになっています。
メールには、4月から勤めはじめた私から、連休前に相談を受けたというように書かれていました。
後で、私のほうにも転送してもらいました。
内容は次のような感じです。
Yさん(つまり私)から、思いあまって個人的に相談を受けた。
Yさんはゆくゆく性転換をめざしていて、普段プライベートでは女装している。
そして、だんだん男性の格好をするのが苦痛になってきて悩んでいる。
そして、会社で女性の格好で勤務することはできないかとお願いされた。
最初はびっくりしたけど、事情をよく聞くと理解できてきた。
もともと普通の男性社員とは違う格好で出勤しているのは気づいていたので、考えてみれば、それほど突拍子なことでもない。
Yさんは、とても悩んでいて、このままだと会社をやめかねないように感じられた。
せっかく優秀な人が派遣で見つかってよかったと思っているのに、それで辞められるのももったいない。
Yさんも仕事に関してはこの会社がすごく気に入っていて、その問題だけクリアーできたら、長く働きたいと言っている。
もう少しつっこんだ話をしたが、Yさんが、男性であるのに最初から女装勤務を希望して派遣に登録しても、他のところで契約がそう簡単に決まると思えないし、そのことはYさんも認識してい、非常に悩んでいる。
お互いのいろいろな事情を考えた結果、Yさんが女性として勤務することが、別に何かの差し障りになるとは思えないので、異例のことではあるが、社長である私が個人的に許可することにした。
ついては、社員の皆さんも、配慮して暖かくサポートしてほしい。
そしてくれぐれも揶揄したりしないように。
もちろん、実際には、私の「カミングアウト」は、S様、U子様の指示のわけですが、こんな内容のメールを見ているうちに、なんだか自分がほんとうにS様にお願いして許可してもらったような気がしてきました。
そして、女性の社員の方と食事しながら、いろいろお世辞言われたり、アドバイスをもらっていたときに、「社長がもの分かりがよくてよかったね」、と言われたときは、「はい、本当に感謝しています」ということばがすぐ出てきて、本気で感謝している気分がした。
「カミングアウト」が命令されたにせよ、私が望んだことにせよ、どちらにしても、このメールのお蔭で、私は気まずい思いをしないで、スムーズに新しい生活に入っていけたことは確かで、S様に感謝している気持に変りはない。