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精を受けて

前記事からの続きです。

このあとに続いたパートナーを交換しての、G様とU子様のセックス、そしてついにおとずれたS様と私とのセックスについて書かなければならない。

これについては書く時間がないというより、思考の空白の部分が多い。

S様と私のセックスというその時の大イベントは、実は私にとってもう既定のもので、かなりすんなりと受け入れられた。
S様と私のセックスはその時が始めてではなく3回目だった。
S様に征服されたときの気持については、以前のエントリーの、「御主人様としてのS様」で書いている。

この3月20日のときに始めてだったのは、U子様の前でセックスするということだった。
実はその屈辱の心理的準備は、もう、その夜のはじめに、U子様の前でS様にフェラチオしたことで十分になされていた。

ということで、その日の最後にU子様の前でS様とセックスするということはもう自然になっていた。
むしろ3回目ということで、S様に馴染んでしまっていることが、U子様の前では恥ずかしかったくらいだ。

そして、S様とU子様のセックスにシンクロしながら感じたことを現実に感じた。
U子様のものであり、私のものになったよがり声を存分にあげての、歓喜が何十倍にもなるセックスを私は経験した。

もう一つ私にとって記憶にのこっていることがある。
その日、S様はU子様とのセックスのとき射精せずにこらえてU子様だけをイカせた。
そして、最後の私とのセックスのとき、私の中で大きくはじけ、私の中に熱く、思う存分射精した。

私はまた歓びの涙を流した。

これから書くことは、三人のご主人様もほんとうには知らない私の気持で、ここで書くのはとても勇気がいるが、自分に正直に書いていみる。

その時流した歓びの涙は、単なる感覚の絶頂の快楽による歓びの涙とも違う。
G様との精神的に満されたセックスができたときの多幸感からくる涙に近いもので、それよりも、もっと強烈な名状しがたいものだった。

S様のペニスが脈うち、私のお腹の中にどくどくと射精するのを感じたその時、私は、体が焼かれるように感じた、しかし焼かれると同時に、奇妙なことに心も体も満たされるような法悦感を感じていた。

そのあと、涙を流したというより、はげしくしゃくり上げて泣いたのをご主人様たちはご覧になった。

おそらく屈辱のあまり泣きじゃくっていたと理解したのだと思う。

しかし実際には違う。

それは感極まってのものだった。

感極まった感情をどこにももっていきようがなくオコリのような震えが体じゅうを襲っていた。

私はその震えの中で、私とU子とS様をめぐる忌しい過去の思い出、私の中から浄められたような気がした。

あとでS様の精液が、お尻から出てきたとき、私は、ある感情が自然に沸きあがってくるのをおさえられなかった。

思い切って書いてみる。

その感情とは、「U子様に勝った」というものだった。
その感情は、つかの間の馬鹿げた考えだと打ち消されるまで、数日間、トイレに行くたびに戻ってきた。

その前にあったG様とU子様のセックスについてはこれもまた書き難く、思考の中にいちばん空白が多い。

シンクロ

前記事からの続きです

次のセックスの組み合わせはS様とU子様だった。

裸になった私たち(私はガーターベルトとストッキングだけ)がソファに戻ると、S様とU子様は自然にベッドのほうに行き、いかにも慣れた夫婦のセックスという感じで、自然に前戯を始めた。
私たちのときと違って二人は濃厚なキスから始めた、そして、その間にU子様ののブラとパンティはS様によって巧妙に脱がされた。

くるりとS様がU子様の脇に寝そべると、U子様はこれも、あうんの呼吸で起き上りS様の上に跨って、そのまま自分から挿入した。
そうしてU子様はゆっくりと自分から腰を動かし始めた。

私の側から、S様のそそり立つもの、それにU子様が跨がるようす、そして跨ってからも腰を動かすたびにU子様の腰から出入りするようすが見えていた。

以前の私なら、そして普通の状態の私なら、気も狂わんばかりの情景だったろう。
しかし先ほどのセックスでほとんど腑抜けになった状態の私は、それを遠い出来事のよう見ていた。
というより、私にとって、それは既視感のある、懐しい光景になっていた。

もうずっと私は、S様とU子様がセックスするシーンをビデオで私自身の調教のために見せられていた。
ビデオは10本ほどあり、いろいろな体位があって、その中にはU子様が縛られたものもあった。
そして今日の騎乗位でのセックスもその中にあった。

U子様の腰の動きがだんだん激しくなり、そしてS様も腰を使いはじめた。
U子様が快楽の声をあげはじめた。

それはなつかしい声だった。

その声を私はほとんど隅から隅まで知っていた。
漏れ聞こえる言葉の断片もすべて私の知るものだった。
何度も何度もビデオで聞いた声だ。

しかしそれだけではなかった。
U子様はほとんど私と同じ声をあげていた。
同じ息づかい。
同じ嬌声。
同じしゃくり上げ。
同じ甘え声。
どれをとってもおなじ単語。

「ああ、感じる」「そこ、そこ、そこ」「もっと、お願い、もっと」「ああ、大きい」「突いて、突いて」「いい! いい!」「ああ、奥まで」「ああ、すごいすごい」「ああ、U子、もうだめ」「イキそう、イキそう」...

それに気がついたとき、そして、それがなぜか理解したとき、胴がふるふると震えるほどのショックを受けた。

G様によって、私は、何度も何度も、そのビデオを見ながら、という聞きながら、イクように訓練されていた。
自分の恋人だった女性が自分を寝取った男とセックスしているシーンを見せられるだけでなく、彼女がその男の手によってイカされる声を耳にしながら、それに合せて女としてイカされるような残酷な調教を私は受けた。

G様のものを受けいれながら、何度も何度もビデオを聞かされたので、1本につき、その先がどんな声がするか覚えてしまったほどである。

そういえば私が一人でじゅうぶんに同じようなよがり声をあげてイクようになって、年明けからビデオは使われなくなっていた。

G様とのセックスで一人で存分に歓びながら、私はもう、そのビデオの辛い記憶を心の中に抑圧していた。

U子様が私と同じ声をあげているのではなく、私がU子様と同じ声をあげさせられていたのだ。
U子が、私のセックスのときにはあげることはなかったその声、S様によってしこまれたその声を、私は同じようにしこまれていた。

一瞬のうちに私はそれを理解し、そして、U子様の声を聞き続けた。
私の息遣いはU子様の息遣いにシンクロした。
なつかしいビデオの訓練のときの感覚がもどってきた。

私はU子様の一声ごとに、彼女の快楽、彼女の感覚を自分の胸と腹に感じた。
いや、S様によって彼女に与えられている快楽と感覚を感じた。
S様がU子様を突き上げる力を感じた。

眼をつぶって、彼女の声を聞きながら、それに酔い、彼女といっしょに翻弄され、彼女といっしょに頭の中で果てた。

自分が、心の底から女性化してしまったこと、そして体の芯の芯までS様に完全に敗北していることを私はそこで改めて自覚した。

私はかつての恋人が、自分から彼女を寝とった男とセックスしているシーンを前にして、誰に言われるまでもなく、その男の代りに彼女を犯すことではなく、彼女の代りに自分がその男に犯されることを思い描き、それに酔う人間になっていた。

「あら、バックじゃないのね!」

G様の外飲みに途中までお付き合いして返されました。
4人でのプレーの前は、私はセックスしてもらえないことになっていて、お酒もたくさん飲むことは控えさせられています。
それでビール2杯だけお付き合いしたところで、G様は顔を出さなければいけないという別のお店に行きました。

だいたい毎回そうで、私はそれはG様流のストレスの解消法だと思っています。
一人でほうっておかれて寂しいけど、たぶんそれも私の疼きを高めるためなのかもしれません。

この前の回のときまではひどく寂しかったけど、ブログを始めた今は、その時間にあてられます。

S様、U子様からも明日までに次をなるたけ書いておけと言われているので、遅くならないように気をつけながら、続きを書いてみます。


========
前回から続きです。

3月20日の最初の3人の御主人様がそろっての調教は、むしろ、4人が2組のカップルとして座ってからは、SMの調教というよりは4人でのプレー、2組のカップルのスワッピングと言ったほうがよかった。
それも、今から考えると奇妙なくらいお行儀のよいスワッピングだった。

まずお互いが自分のパートナーとセックスする。
そして次に相手を変えてセックスする。
ただそれだけだった。
「女」どうしのレズプレーもなかった。
3Pの気配すらもなかった。
しかも2組のカップルが同時にセックスすることはなく、1組がセックスしているときは他の二人はおとなしく観察している、そういった妙に律儀なものだった。

台本でもあったかのように、まずG様が動き、私をいつものセックスのときの前戯のように愛撫しだした。
そして促されるままに、わざわざ今日のプレーのために、ソファー近くにそこから座って見える位置に起かれたベッドに導かれた。

ブリーフ一枚になってベッドの端に座ったG様に、私はおきまりのように、フェラチオを始めた。
先ほどS様に熱心にフェラチオをしてしまったことのつぐないでもするかのように、いつもの愛しいG様のものに熱心に口でご奉仕した。

もう何十回も繰り返していることだと、タイミングというのがわかる。
私の体を外してベッドに登るG様に、私もあうんの呼吸で、したがっていくように、ハイヒールを外してベッドに登った。
自分でブラを取ると、G様の手が私を仰向けにし、パンティを腰から下して足から抜き去った。
いつものように私は腰を浮かし、足を動かして協力した。

ガーターベルトとストッキングはそのままだった。
この姿でセックスしたのは過去に数回あるだけだった。

G様が私の踝を掴みちょっと上に上げた。
その合図を私は知っている。

自分で足の内側から回した両手で踝を掴み、屈曲の姿勢で大きくM字に開脚したまま足をあげ、腰を浮かせた。
親指より少し大きい程度の自分のペニスと小さな睾丸が自分のお腹のほうに見えた。

そしてG様のほうには私のぬらぬらとひくつくアナルが見えているはずだった。
と、G様が私の正面から体を外した。
明らかに、ベッドの向こうのソファにいるS様とU子様に私が股間をさらしているのを見せるためだった。
30秒もなかったろう、その時間、宙に浮かせた足を自分から大きく広げて、激しい羞恥を感じながら、視線に耐えた。

とてつも長く感じられた時間のあと、G様がもどってきた、唾液で湿らせた指で私のアナルを愛撫しはじめた。
これが始まると、もう私はG様に翻弄されるままだ。

声が出始める。
指はアナルの周りを愛撫したり、奥に刺し入れられたり。
入れられる指が2本になった。

いつものようにそれで準備は十分だった。
私の両脚の間に入ってきたG様は、私の腰を自分のほうに引きよせると、固くなったペニスの先端をヌルヌルになったアナルにあて、そのままゆっくり貫いてきた。

なつかしいものが入ってくる感覚だった。
向こうのほうで、「あら、バックじゃないのね!」とはしゃくように叫ぶU子様の声が聞こえた。

その先をは書く必要もなければ、客観的に書けるだけの自信もない。

もう何ヶ月も私を翻弄しつぼを心得ている男とのセックスで、私は、淫らなよがり声を上げて泣いた。
しこまれたとおり、男の歓びそうな言葉が口から出た。

「ああ、感じる」「そこ、そこ、そこ」「もっと、お願い、もっと」「ああ、大きい」「突いて、突いて」「いい! いい!」「ああ、奥まで」「ああ、すごいすごい」「ああ、ゆき、もうだめ」「イキそう、イキそう」「ああ、イク、イク」...

一つ一つ、快楽とともに教えられてきたこれらの言葉が、自分の感覚と感情の赴くままに自然に出た。

いくつもの絶頂の波を越えながら、最後は自分から激しく腰を使い、G様の背中に回した両腕で必死にしがみつきながら、大きく果てた。

体の緊張が解け、G様の背中から手を離したときには、いつのまに涙が出ていた。

向こうのソファの二人はずっと無言のままだった。

かつての恋人の前で、私はじめて、女としてセックスに狂っている姿を見せた。
肛歓遊戯 舞の倒錯オナニー編




プロフィール

yukismiling

Author:yukismiling
2009年6月より思いがけないきっかけかで女性化調教を受けています。ホルモン治療中。20代後半。一般会社員→派遣。ブログは調教の一部としてはじめました。

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